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防御とは何か

さて、前回のエントリで攻撃について簡単に論じたが、それではここで防御側はいかにすべきかを考えてみたい。まず第一に防御側の意図は基本的に相手の意図の拒否である事を言わねばならない。つまり、ここで一つの原理が明らかになるが、これはクラウゼヴィッツも指摘している通り、そもそも戦いが始まるのは防御側が攻撃側の意図を拒否するという意志を有し、攻撃側に対して抵抗するが故に戦闘は発生するという原理である。

では、攻撃側の意図の拒否ということであるが、これは攻撃側の行動を阻害し失敗させる事に還元される。これを前回のエントリから考えると、つまり迂回、包囲、突破をさせないという事になる。

迂回、包囲というのは基本的に開放翼(よく)からの攻撃になる、つまり開放翼を生じさせないことが最大の着眼になる。つまり翼を強力な依託点に依託すること、たとえばそれは隘路の門柱(隘路の出入り口を制する高地)や行動不能な山岳、山脚、河川といった所に依託する必要がある。しかしながら、この依託点というは単純に依託すればいいという物ではない。たとえ依託をしたところで翼は弱くなる傾向にある。それは、隣に陣地があれば相互支援する事が出来、より大きく火力を発揮出来るのに対し、翼では隣に陣地が無く相互支援が期待出来ないからである。ここで依託点に配兵するといった着眼が必要になる。

この陣地の相互支援という観点から考えると、突出部の形成というのも望ましくない事が分かる。突出部が形成されると、それだけ正面が長くなり兵力の配備密度が低下するだけでなく、折れ曲がった陣地の前縁は陣地間の相互支援を行うのに対して射線の形成が難しくなる。しかし、例えば河川といった障害を前にして防御をする場合はこの障害に沿った前縁といった場合等も考えられうる。

さて、このようにして開放翼を無くすように努力をしても迂回、包囲をされてしまった場合は如何にすべきであろうか。通常、迂回、包囲をする場合、陣地正面に対して助攻が行われている場合が多く、いきなり陣地正面を空にするわけにはいかない。そこで重要になるのは予備隊の存在である。通常、防御側は持っている兵力の一部を使い予備隊というものを確保する。仮に迂回、包囲された場合はこの迂回、包囲している攻撃側主力に対して予備隊を以って攻撃をし攻撃側の目標奪取を阻害する。また、万が一包囲網が形成された場合も主力の救援の為に脱出口を形成するといった運用も出来る。

この予備隊の存在は突破に対しても有効である。主導という概念に立ち返ってみると、まず第一に戦場を選ぶ主動は防御側にある。迂回をされた場合は戦場の変更を余儀なくされるが、通常開放翼が存在しなければ、まず攻撃側は防御側陣地を攻撃しなければならない。しかし、何時、陣地の何処を攻撃するかは一義的に攻撃側に任されている。つまり、防御側はどこを攻められても大丈夫なように薄く広く展開しなければならず薄弱になりがちで重点の形成がしづらく、その意味で攻撃を受けた正面では劣勢に立たされる場合が多い。つまり、突破される危険性が高いという事になる。しかし、このまま突破されるに任せるのは愚かであり、防御側も重点を形成しなければならない。そう、ここで、予備隊を用いるべき点が明らかになる。つまり、開放翼が無ければ敵は突破をしなければならない、しかしその突破に取り掛かった瞬間、または突破口が形成されてからでも、ここに予備隊を投入し逆襲を行えば攻撃側を撃退し突破を失敗させる事が可能になるのだ。

このような中で予備隊に必要な能力は如何なるものであろうか。それは、まず第一に火急の現場に到着出来る機動力、第二に敵を撃破できる衝撃力と火力である。つまり、予備隊は機動力や装甲防御力、砲力のある戦車や自動車化、機械化された歩兵を主体にする事が望ましい。

また、仮に陣地が突破され維持が不可能になった場合、この陣地を捨てて後退する必要が出てくる場合がある。この際、攻撃側は突破され混乱した状態の防御側を戦場に捕捉して撃滅すべく追撃をとるであろう。つまり、後退では追撃を振り払い後方の予備陣地に速やかに収容する必要がある。そして、ここでも予備隊が重要になる。つまり、予備隊により敵を拘束出来れば、これにより追撃を振り払う事が出来、後退の成功する可能性は飛躍的に高まるのである。

さて、先程「陣地の何処を攻撃するかは一義的に攻撃側に任されている」と書いたが、しかしどのような陣地も弱点はあり、かつ効率的に防御するには重点を形成すべきである以上、敵に何処を攻撃されるかというのを決めてしまいたいのが防御側の望むところである。ここで、重要になるのが前哨である。前哨は全般前哨と戦闘前哨に分かれるが、とりあえずここでは一緒にして考えてみる。

前哨とは陣地の前縁の前に出ている部隊である。これを上手に使えば防御側の望む地点に敵を誘致導入出来る。攻撃側とまず前哨が接触した場合、攻撃側はまずこれを撃破しようと考えるだろう。つまり、攻撃側はこれを捕捉し撃滅するために攻撃しさらに追撃するという行動を取るはずである。ここで、この前哨が決定的な戦闘を避けつつも戦闘しながら防御側の望む地点に後退すれば必然的に追撃してきた攻撃側は誘致導入されるという結果になる。そして、この地点に強力な火力を集中すれば攻撃側の攻撃は困難なものになるであろう。また陣地に収容された前哨はそのまま予備隊にも転用出来、兵力の節用にも繋がる。

簡単にまとめると防御側のシーケンスは前哨による誘致導入、敵の突撃の破砕、予備隊の逆襲による突破口の閉塞、予備隊の逆襲による攻撃側目標奪取の妨害、防御側の後退、予備陣地への収容という段階を形成する。これを見ると予備隊の運用が非常に重要であることが分かる。確かに防御は非積極的かもしれないが、その中で予備隊を以って主動を発揮していく事が重要であり、それこそ防御の中心的命題なのである。


ちなみに戦術については以下の本に具体的で詳しく分かりやすい。

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