Entries

最初にお読み下さい:このブログの一般方針

皆様の応援待ってます 1日1回の投票を願います!! ブログランキング  にほんブログ村 政治ブログへ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

     ランキング参加中 1日1回の投票をお願いします!!
     ブログランキング  にほんブログ村 政治ブログへ

  • コメント : -
  • トラックバック : -

-件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

投稿されたコメントは二次利用される場合があります。

本土決戦!!

平成16年に防衛大で行われた第28回 雄叫杯 安全保障問題 弁論大会で私が弁論をした原稿がHDDをあさっていたら出てきたのでエントリしてみる。「本土決戦!!」の演題だったが結局入選は出来なかったんだよなぁ。
本土決戦!!
専守防衛政策は本土決戦政策に他なりません。
専守防衛政策はその性質上先制攻撃が不可能であり、敵に先制攻撃を許す事になるのであります。その結果、我は主導権を喪失し作戦初期において不利な戦闘を強いられると考慮されます。
日本は海に囲まれておりますので、当初、敵は海上航空戦力を用いた戦闘を行うと考えられます。ここで、当初、敵に主導権の発揮を許すという事は、レーダーサイト、空港、港湾に対する弾道ミサイル、巡航ミサイル、FBによるスタンドオフ攻撃、GF活動による非対称攻撃による基地機能の破壊が考えられますので、固定的策源に依存する度合の高い海上航空戦力にとっては大きな障害となるのであります。
また、主動を発揮し、外線的・求心的に運動し戦闘力を自由に集中する敵に対して、これを阻止するのは、固定的な防御の出来ない海上航空戦力にとって困難になります。敵艦隊を攻撃するにしても複数に分ける可能性もある敵艦隊がどの程度の戦力がどの方向からどのような経路で来るかを判断するのは困難であります。情報技術が発達したとはいえ、敵も同様に情報技術は発達していますし、欺瞞、欺騙も行うでしょう。強大な野戦兵力を有する周辺諸国が、民間商船の発達を利用して同時多方向からの攻撃を行う事も考えられます。そもそも、マハンもドゥーエも指摘するように、海上航空戦力にとっての勝利とは敵策源の破壊であり、防御には向いていないのであります。
さらに防御側は一点に集中すれば、そこ以外は防御できませんし、リデルハートの指摘の通り敵は最大予期線、つまりそれは最大防衛線であるのですが、これを攻撃しようとは思わないでしょう。逆に兵力を分割すればマハンの戒める兵力の分割による相対戦闘力の決定的な違いが発生し防衛線は容易に破られる事が想像されます。用兵では分散、集中の問題は常にありますが、特に敵にどの地点に何時攻撃されるか判らない主導権を握られた状態での防御ほど難しいものはないのです。第二次世界大戦において、オーバーロード作戦に対するドイツ軍がカレーを重点防御したのは間違いだったのではなく、ああせざるを得なかったのであります。
つまり、洋上撃破が不可能である以上、我々は本土で敵を迎え撃たねばならないのです。

また、現在の戦略環境を見ると、ロシア、中国、韓国など十分な戦力と船腹を有している国家があります。ロシアはソ連崩壊以降極東戦力の減少が著しいものの、ヨーロッパ方面を含めた戦力は世界有数で、これを転用する事は不可能ではありません。中国は年10%以上の軍事予算の伸びを示し、最新鋭戦闘機フランカーのノックダウン生産、ソブレメンヌイ級駆逐艦やキロ級潜水艦の調達等、近代化を進めており、商船の船腹も1600万総トンを越えます。韓国については、60万人以上の強大な兵力に加え、KDX-3やF-15Kと海空装備の近代化が著しく、また、全世界の37.9%の造船を担う造船大国でもあります。
今現在、中国、韓国の侵攻能力は低く、脅威に値しないと考える方も居られるかもしれませんが、防衛力とは数十年かけて醸成する物であり、かつ数十年後、彼らが十分な侵攻能力を有する可能性が究めて高い以上、今から準備をしなければならないのであります。

そこで、自分はこのような戦略環境から、一つの政策を提案したいと思います。それは、ずばり「ハリネズミ政策」であります。
専守防衛政策を取り、そのため本土決戦となるのであれば、これに対処すべく陸上自衛隊を増強するのが妥当と考えます。我から打って出るのは政治的にも困難でしょうし、また、本土決戦を行うより平時から何倍ものコストがかかる事から難しいと考えられるので、これしか方法はありません。
陸上戦力についても海上航空戦力と同様に主導権を失う事による不利は大きい事は論を待ちません。敵に後れればそれだけ重要な地点を失う危険は大きく、主導権を失うという事は敵に何時どの地点からどのような攻撃を行うかの権利を与える事になるので、それに対処しなければならない側が不利になる事は明白なのです。しかしながら、陸上戦力はそれを水際で止められなくとも縦深で防御することは十分に可能です。
つまり、敵は我々の国土を占領しない限り、目的を達成できない以上、これを不可能にするために陸上戦力を強化しなければならないのであります。

この政策の実行の為に4つの提案をします。
第一に、財源の確保としてMD構想の破棄をすべきであると考えます。これは、導入には少なくとも7000億円以上必要であるにも関わらず、迎撃能力は限定的であり、さらなる長射程化や弾頭の切り離し化等を計るであろう北朝鮮の弾道弾に対し将来的に弾頭を無力化できるか疑わしい点があります。このような博打を打つぐらいならば、潜在的核保有国と言う地位を生かし、日本に核武装をしてほしくない中国等から、北朝鮮に圧力をかけさせる等の政治的な対処をしたほうが良いと自分は考えます。実際、イスラエルは公式には核保有を否定しているものの、潜在的核保有国である事を利用してアラブ諸国を牽制してきたのです。
第二に、調達費用の圧縮の為に、装軌車両、装輪車両の共通プラットフォーム化や、単年度会計による少量調達から、量産効果を得るために複数年度予算による大量調達、といった方策を取るべきだと考えます。
第三に、本土決戦であることを最大限生かすため、国内インフラを最大限利用するための物資等の収容に関しての法整備と共に、どこにどのような燃料、食料、車両、重機といった物資があるかのリストアップをする等、動員態勢の確立をすべきであると考えます。建機レンタル会社等の重機は全国各地にあり、発発からパワーショベル、ブルドーザーと揃っています、運送会社にも大量のトラックが存在しており。これらを使わない手はありません。これらの政策を用いて、非常に負担となる後方の充実を低コストで図るというのは予算上からも有効です。
第四に、予算の多くをしめている人件費を削減するために、さらなる予備の拡充を提案します。第一次大戦後ベルサイユ条約により軍備が制限されたドイツにおいて、時の隊務局長ゼークトは兵に下士官教育、下士官に士官教育、士官に高級幹部教育と行うことにより、軍備拡張の暁に迅速な兵員の拡大を可能とした。これと、迅速な動員を可能とする予備役を組み合わせれば、低コストで隊員の数を揃える事が可能です。また、ソ連軍で用いられたような師団のカテゴリ分けを行い、旧式の装備品もモスポール処理し使用可能な状態にしておく事により、調達費用を下げながらの師団数の増加が望めます。また、これにより、作戦当初において、敵の攻撃に対し遅滞、後退と行って敵の減殺を図りながら攻勢限界点まで敵を押え込んでいる現役師団に加えて、作戦中期の攻勢転移までに予備役師団を参加させる事により作戦を円滑化させる事が可能であると考えます。
これらの予備役確保のために、現在の予備自衛官、即応予備自衛官、予備自衛官補といった制度だけでなく、アメリカのROTCのように大学の学費を出す代わりに予備役将校とする制度等を加たり、企業や社会への広告宣伝をする必要であると考えます。
つまり、人員装備の増強には予算が必要である以上、これらの政策を用いて、最低限の予算で最大の効果を得るべく努力せねばならないのです。

実際、我が防衛をするにあたって、当初、強大な勢力有する敵も徐々にその勢いを失います。おおよそ戦争のあらゆるレベルにおいてタイムスケジュールというのは、敵の攻撃と我の後退、敵の攻撃と我の遅滞、敵の攻撃と我の防御と進行し敵の攻勢限界と我の攻勢転移という瞬間を以って逆回転に至ります。つまり、攻撃側にしてみれば、攻勢限界に達する前までに目標を奪取すれば良いのです。逆に防御側は敵が目標に達する前に攻勢限界に至らしめ、攻勢転移をして攻撃により目標を奪取せねばなりません。
このようなタイムスケジュールの中で、敵は、ただ単純に道を進むだけでも占領した非友好的な地域で補給線は延び、我の遅滞行動、拒否行動、逆襲を受け、兵員、装備は疲弊します。補給の問題はこの点において極めて重要で、防御側は後方連絡線が徐々に短くなり戦闘力がその点では増大するのに対し、攻撃側は後方連絡線が徐々に伸び戦闘力が徐々に減殺されていきます。それにより攻撃衝力は減殺され我にとって攻勢転移というチャンスは訪れるのです。ナポレオンもヒトラーもロシアを落とす事はできなかったし、又、沖縄においての日本軍はあの絶望的な戦闘力比の中で善謀を尽くし組織的な抵抗を3ヶ月も継続し米軍に対し徹底的な打撃を与えたのであります。

国防とは、相手の庭先を戦場にするか、自分の庭先を戦場にするかの二者択一しかありません。ここで、自分の庭先を戦場にせざるをえない我々はこれに備えねばなりません。
防衛とは相手の意思を拒否する事であり、その為には陸自の増強が必須なのであります。
スポンサーサイト

0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

投稿されたコメントは二次利用される場合があります。

Appendix

お知らせ

質問 どんなエントリが読みたいか
軍事哲学・思想について
戦術・戦略理論について
日本の国防について
国際情勢について
オタクな話題について
その他

コメント



- アクセス解析 -

カレンダー

04 ≪│2017/05│≫ 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

最近の記事+コメント

最近のトラックバック

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

プロフィール

うしゃこふ

Author:うしゃこふ
アンチ国士様、アンチお花畑の軍事根本主義者。

日本版ポリティカルコンパス
リベラル左派
政治的な右・左度-3.4
経済的な右・左度-5.37

コメント、TBはご自由に。殺伐とした議論歓迎。
ただし、無関係のものは削除します。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

にほんブログ村 政治ブログへ

ブログランキング

ひろがるぶろぐ


うしゃこふも使ってます。

Powered By FC2ブログ
Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ

Google PageRank TM

管理者ページ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。