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虐殺について―ソンミかハディーサか

ニュースで報じられている通り、アメリカ軍がイラクで虐殺をしたらしい。
どうしても、こういったゲリラ戦ではこういった虐殺が発生しやすい。
なぜか? 先日紹介したデーヴ・グロスマン,戦争における「人殺し」の心理学を参考に考えてみよう。
この本に書かれている「応用―ミライ村への道」という節(pp.307-310)に、ベトナム戦争で起きた最も有名な虐殺事件である、ミライ村(ソンミ)の虐殺に至った条件が書かれているので、これを抜き出してみる。

・ベトナム人との心理的距離
ベトナム人を黄色いサルとして認識し、非人格化する文化的距離
まず、その時の兵員は訓練において相手に容赦なく殺人が行えるように、相手が劣った人間であると教えられている。また、デーヴ・グロスマンはアメリカは平等な多人種の社会である事を理由に否定しているが、彼らに元来アジア人蔑視がなかったとは思えない。

・犠牲者の適切性の高まり
このミライ村の虐殺を行った小隊は敵の攻撃で何名もの死傷者を出しており、かつ敵は民間人にすぐ紛れ発見できない事が多かった。ゲリラ戦という性質上、このような戦闘は避ける事が難しいが、このような事態に直面すれば、当然に「匿う民間人もベトコンだ」という認識には至るであろう。
また、虐殺の前日、人気者のコックス軍曹をブービートラップで亡くしている。

・殺人への集団支援強度の高まり
上記のように仲間が敵に殺されたことにより、仲間への義務が発生し、また、集団であることによる匿名化による免責も加わる。

・攻撃的素因の高まり
上記の理由で復讐により攻撃的素因が一時的に高まる。

・権威者からの要求
この小隊の所属する中隊の指揮官はブリーフィングで破壊と殺害の命令を(直接的ではないにせよ)受けている。ミルグラムの実験(アイヒマン実験)の通り、権威者からの命令があれば、たとえ残虐であったり問題があっても実行する傾向にある。また、中隊長のブリーフィングだけでなく、現地では小隊長が直接的に命令を下している。両者とも、近接度、敬意度、正当性では申し分ない。

この中で、特にゲリラ戦に特徴的だと思われる事項は「犠牲者の適切性の高まり」という部分であろう。民間人虐殺が正しいとは思えないが、ゲリラ戦という形態は、このような理由から極めて虐殺が発生しやすい素地が出来る。このことは忘れてはならないだろう。
また、この類の事件は米軍特有のものではなく、それはおそらく中国戦線でも発生した(少なくとも、皇軍は超人的な倫理性と完璧な判断力を有し一切不適切な殺人はしていない、と言うのは馬鹿馬鹿しいだろう)であろうし、当然、イラクやそのほかの戦場でも発生した事である。士気や規律に左右はされるであろうが、条件さえそろえば、どの軍隊でも ―また戦場に放り込まれれば、これを書いている私や読んでいる貴方にも― 起こりえる事態である。
だから、目を背けてはならないし、どうすればこれらの条件を緩和出来るかを考えなければならない。

大本営-【米軍】海兵隊がイラクで民間人24人を虐殺
まー、人種が違う、宗教が違うというのは文化的距離を拡大する要因だし、またマリンコが野蛮とは言われるけど、条件さえ揃えばどこでも起きる事態と認識したほうがいいんじゃないかな?

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